今日は横須賀市営墓地の普通墓地と言われる区画について少々

墓地の権利を得た状態は更地からのスタートです。

つまり芝墓地と違い、市が準備したカロート(納骨室)の準備がありません。
またカロートは芝墓地と同じ内径サイズが最大サイズとなります。

排水に関しては通路のほうに配管があるのでカロートからパイプを配管につなぎ、カロート内は土間部分はコンクリートを打つ仕様になっており土の部分がありません。
本来の土に還るというイメージはありません。
そして納骨時も芝墓地も同様ですが、骨壺からあけることはできません。常に骨壺管理なんですね。
だからいっぱいになった場合は、大き目な骨壺を用意して複数のご遺骨を一緒にするなどの手段をとっています。
この部分を理解できないと横須賀市営墓地はやめたほうが良いです。

さて、話は戻ります。
カロート埋設と配管をしてコンクリートの基礎をうちますが、基礎は各施工する会社によってまちまちです。それは鉄筋が入っているとか、基礎の厚みであったり、地面を締め固めてモルタルで設置でほぼ基礎を打っていないようなところもあります。石材の重量を考えればより強固な者が理想ですが、実際にはいろんな施工が施されたりしています。
それは予算にもよります。あまりに安い費用で請け負っていれば見えないところ(基礎は石を据えてしまえば見えなくなります)を極力お金をかけない業者がいても不思議ではありません。あまりにも安い場合はそういうことも確認したほうが良いと思います。

基礎コンクリートがしっかりしたものができて初めて石材の施工となります。
外柵の高さや墓石の高さ、位置などに指定があるので、その辺を理解していない業者さんに頼むのもちょっとリスクがあります。

外柵と墓石を同じ石材にする方も多く見受けられますが、総額の予算で本体である使いたい石があれば外柵の石は少し安い石にしてツートンという方も少なくありません。
全体的に使う石の容積で金額は同じ石種でも大きく変わりますので、総額を考えるうえで石の種類と量を工夫することでそれなりに金額調整はできると思います。
ただ先にも述べたように基礎コンクリートはどんな場合でも最低限の施工をしていただくことをお薦めします。