お客様とどのような形で出会いそしてお墓を建てていくのか。

実際に私が日々経験しているお話しをしていきます。

本日のタイトルは「ありがとうが溢れ出た」

お客様T様との出会いはネットの紹介サイトからのご紹介でした。

最初の電話での私が受けた印象は「細かい人」

予算・色・産地・素材の質と変化の仕方

ネットで相当情報を集めている方かなと思いました。

そして石の通称も結構ご存知でした。

一つだけ残念だったのは紹介サイトを通じて連絡がきたこと。

ここまで細かい方だったら是非紹介ではなく弊社を見つけてほしかった(笑)

T様は細かい追及と同時に、他に紹介された石材店の名前は挙げなかったが対応の事をこぼした。

T様の持つ情報より、他の石材店の石に関する情報の方があいまいだったからだ。

だからこそのさらなる細かさ。

それに一つ一つ丁寧に答えさせていただくことで信頼いただいた。

お住まいのエリアは関西であるのに、昔暮らした横須賀に墓地を持っていたのでそこに建てる決意もあった。

そして横須賀に一度も足を運ぶことなく、電話とメールのやり取りでお墓は決まった。

たまたま決まってからお墓を建てる前のタイミングで関西出張がありお会いしませんかと連絡をしたところとても喜んでいただいた。

当日伺うとご主人の姿はなく、奥様の対応だった。

「主人はすい臓がんで現在入院をしています」

でも、ご本人と電話で少し話せた。「8月には見に行くからよろしくお願いします」と

そして建墓。出来上がったお墓を8月1日に大変な体を押して見に来てくれた。

「すごく気に入った!ありがとう!」満面の笑みだった。一緒に同行したご家族もみな笑顔。

とても幸せな仕事をさせていただいた。

本日その方のご納骨。

同じ石材のサンプル石に夫婦の名前を刻んでほしいと頼まれ作った石を8月にお渡しして、それもとても喜んでいただいていたと奥様に本日伺った。

「宗教にこだわらないのでこの石のプレートを夫婦の位牌にしよう」とご主人は最期の数日見えない目で刻まれた文字を触っていたそうです。

「大橋さんに仕事してもらってよかった!」とご主人はおっしゃっていたそうで、そのことに奥様から「ありがとう」と言葉をかけていただいた。

こちらこそ本当に素敵なご縁、また仕事をさせていただき感謝しております。

お墓を見に来て帰った翌日から急速に体が弱り、病院でも「よく行ってこれたね」と驚かれたそうです。

命の限りの生前建墓

ご納得していただき、そしてそこに納まり、これからは家族と向き合う。

石屋として学ばせていただくことが多いお墓建てでした。

T様。ごゆっくりとお休みください。