さて前回の続きです。
2区画分を1区画として墓地をお持ちだった方が相続で
長男と次男に2区画に分割(お墓は人区画として建てられている)。
そして次男は長女が管理費を払うという条件で名義を引き受けていたのです。
長女が亡くなり管理費が払われなくなり、次男のもとに管理費の請求が届きだしたのが問題その1でした。
そして問題その2
草木が生い茂った墓地2区画連結の中にお墓の変わりの祠が長男のほうに
墓誌が次男の区画にあるのはわかるけどあとは不明
依頼主の話では地下にカロート
そしてその空間はかなり広かったと
そして遺骨が次男のほうに納骨されたという記録があるが本人同行で無かったので私が調べられるのはここまで。
さて今日のお話はここから
最期に「はやく言ってよ~」と書いたその正体から。
よくよく聞いていくと先代であるお父様は奇特な人で困っている友達とかの遺骨も引き受けて納骨していたらしい。
つまり、次男さん側のカロートに次男さんが承諾していない遺骨があるということは、先代のお父様が行ったことになります。記録があるので霊園側が把握をしている可能性はあるものの、残された家族が知らない方々の遺骨がそこにあるのです。
単純に改葬したいというレベルではなくなりました。
長男家族とも連絡が取れていないということでお墓の中は確認することは鍵が祠についているのでどうにもならない。
ましてや返還にあたり長男側がその遺骨を引き受けてくれるかもわからない。
そして長男側が継承した墓地も相当な荒れ地になっているということを踏まえると手が付けられる状態ではないのです。
お父様が気持ちよく納めてきた遺骨は一体どれだけなのか?
次男のほうに納骨されているのはいったい誰なのか?
こんなことが実際あるのは私自身も初めてです。
身寄りのない友達をうちのお墓にという事例は確かに今までありましたが、それほど大きくない墓地だし、ましてや分割などできる区画でもなかった。
今回の件は私が関われるのは実態を本人が墓地に赴かないでできる範囲だったのでここから先は、当事者の2家族が話し合わないと進まないので、おそらくまさにお蔵入りとなりそうです。
次回はこの件について気が付いたことをまとめたいと思います。