神か仏か

というところを前回書きました。

もう一つの大きな違いは、亡くなられた後のお名前

仏教では「戒名(法名・法号など宗派によって違うが一般的によく使われる言葉として)」がお葬式を境に与えられ

あちらの世でのお名前を持つことになります。

現世でのお名前を「俗名(ぞくみょう)」といいます。

神道ではどうでしょう?

現世でのそのままのお名前が使われその後ろに、大きく分けて男性は「大人命(うしのみこと)」女性は「刀自命(とじのみこと)」となります。
年齢に応じてはこどもなら「稚児命(ちごのみこと)」高齢の方だと「翁命(おきなのみこと)」や「媼命(おうなのみこと)」が使われることもありますが原則生前のお名前の後ろにつくことになります。

あれ?水子さんの場合は?

水子は母体から出てくることができなかった命

水子という表現は「仏教」のもので「神道」にはありません。

「仏教」では、おなかの中で命が発生したところから人生は始まります。おなかにいる「十月十日」も含めています。

「神道」では、おなかの中から出たところ。いわゆる誕生日から命は始まります。

なので「水子」という概念はないそうです。

神道と仏教を比較して選ぶ時の大きな違い、ご参考にしてください。