ご依頼をいただきました記念碑は
思いのほかコケが文字にも入り込んでいました。
私たちは「字摺(じすり)」と呼んだりもしていますが、干拓(かんたく)という作業で実際に彫ってある文字を紙に写しだします。
写真だとなかなかわかりませんがかなりのサイズなんです。この石碑。
上の板上のものの大きさがだいたい高さで240センチありますので手を伸ばしても届かないのです。
話はそれましたが「干拓」をするにあたってコケは湿り気を含んでいるのと、墨をこすりつけることでコケも紙に付着してしまうので、まず最初に必要な作業が洗浄という事になります。
 石碑のちょっと赤黒くなっている部分はすべてコケの類のものです。これをすべて取り去ることから作業は始まります。コケを上手に落とすテクニック。そういったことを知りたい方は弊社で時々行う「お墓そうじセミナー」に是非ご参加ください