1日目は雨の中水洗いの作業をしっかり行いました。しかも土砂降りの中。
土砂降りだったので近隣のお墓への汚れの水撥ねもなく本体も周囲も割と良い状態で2日目の作業が始まります。
天気は快晴。石の乾燥具合も良いので前もって都内で購入してきた厚手の和紙を石碑にマスキングテープで仮押さえ。60センチの130センチほどの紙です。それでも上下はギリギリ。
幅は全然足りなく2枚でちょうど良い幅でした。水濡れなども考えて6枚用意してきて正解でした。
そしていよいよ干拓作業です。書道の墨のメーカーでも知られる「くれたけ」さんの商品「釣鐘」と呼ばれる干拓用の固形の墨を紙にこすりつけます。若干ひび割れが石にあるので段差ができる部分はありますが割と良い感じで拓本が取れました。
しかし明治に作られたこの記念碑の文字の彫がとてつもなくきれい。もちろん元原稿の文字が美文字なのですがそれを正確に刻む職人。素晴らしい職人がいたんだなと感心しきり。
明日に続く